株式会社タバッキ / tabacchi

Tabacchi Journal

みんなの縁の下の力持ちでいたい。森田 研人の「わたしの7stories」

①わたしのタバッキとの出会い

もともと料理をするのが好きで、学生時代に、家から近くの中華料理店でアルバイトをしていました。大学を卒業してからは先輩が独立したお店に就職をしたので、最初はずっと中華をやっていたんです。27歳までは地元埼玉で、その後は上京して赤坂の四川や広東料理店で働いていたのですが、30歳になる年に、新しい刺激がないと生きていけない…って思って(笑)。違うジャンルに挑戦しよう!と、一念発起しました。

ちょうどその時に出会ったのが「リ・カーリカ」でした。一度食事に行った時に、同年代ぐらいの歳のスタッフが活き活きと、楽しそうに働いていて…あぁここで働いてみたい!と、率直に思い、僕に新しい「刺激」をくれました。後日すぐに連絡をして、2014年に新しくオープンしたばかりの系列店「カーリカ・リ」に料理人として入社することになりました。

最初はジャンルが違うので怖さもありましたし、何をして良いか分からなくて半年くらいずっと悩んでいました。みんな手際もすごくよかったですし、中華は色々な調味料を使って自分の味を作り上げていきますが、カーリカ・リのイタリアンはすごくシンプル。こんなシンプルな調味料と食材で、こんな美味しい料理が作ってるんだ!と、驚きの連続でした。

②わたしのタバッキでの役割

現在は、「リ・カーリカ」の調理スタッフ兼、成長プログラミング部部長として働いています。入社して6年が経つ中で、色々な店舗で料理人として、ホールサービスとしても経験しました。一度、代表の堤から「中華もやってみてよ!」と言われ、「ケンケンの中華ナイト」(ケンケンはあだ名)と題して、イベント運営、料理、ワインセレクトなど、今まで培ってきた経験を活かし、新しいことに挑戦させてもらいました。

色々な店舗で色々な人と働いた経験をもとに、成長プログラミング部部長として、人事や人材育成を担当しています。個人の働き方を分析し、各店舗の色だとか、会社全体をみて、どのスタッフがどの店舗で1番力を発揮できるか、人間的にも成長できる機会が多いのかなどを考えてプログラミングするというのがミッションです。もちろん自分自身も含めてです。堤から今後すごく大事になってくると言われています。

③ わたしのイチオシ

タバッキで働いているスタッフ全員がイチオシです。一緒に成長してきた仲間です。見ているだけで自分も感化されて、もっと頑張ろうとと思います。

僕はそこまで目立ちたくないタイプで、全面に出ていきたいとは思わないです。キャラクターが立っている人のことはすごいと思うけど、そういう風になりたいかというとそうでもない。どちらかというと後輩の子たちをもっと活躍させてあげて、アシストしていきたいです。元々野球でキャッチャーをやっていたので、女房役というか、縁の下の力持ちでいたいです。

④わたしの仕事道具

料理人だと、包丁とかエプロン、メモ帳など色々あると思うのですが、それは僕にとっては“普通にあるもの”だから、特別な仕事道具や相棒的存在ではないです。

道具ではないのですが、仕事の相棒という意味では、タバッキで出会って、今関わっている人、職場で一緒にいる人達みんなが相棒です。それは代表の堤も含めてです。

僕が今ここにいられるのは、入社当時にいたスタッフのおかげ。本当に人に恵まれているなと思います。気づいたら6年経っていましたし、昔だったら素直に言えなかったことかな(笑)

⑤ わたしの好きなこと

ボルダリングです。もともと他店舗のスタッフがやっていて、僕も一緒にやり始めました。ボルダリングってただ登るだけじゃなくて、登る前にどういうルートがいいとか、頭を使いながら進めるのが面白いです。考えを組み立ててから実際に登る。登り始めてからも軌道修正をしながら、ベストな道を探す。今の仕事においての立場とも通ずる部分があるから好きなんでしょうね。

⑥わたしのモットー

「できない人間はいない」です。やる気と思いがあれば、それぞれの成長スピードは違っても絶対にできます。本当に思っていれば。途中で壁にぶつかったとしても、むしろぶつかれることに感謝して、ひとつずつ乗り越えていければいいなと考えています。

タバッキは仕事ができる人が多い会社なので、入社したばかりの人達は自分自身と比べてしまうかもしれませんが、後輩達には「できない。」と思ってほしくないです。最初はみんなできなかったし、自分がどれだけ我慢できるかが大切です。現状を我慢してひとつ乗り越えた時に、もっとハッピーになれると思うんです。

⑦これからのわたし

成長プログラミング部として、自分や後輩たちをプログラミングすることはもちろんですが、自分よりも立場の上の人達、それは堤も含めてですが、そういう人達もプログラミングしたいと考えています。

マニュアルやルールを作ったら、もしかしたら簡単かもしれませんが、タバッキは良い意味でマニュアルじゃないことが多いので、なかなか難しいですが、頑張って伝えていきたいです。

あと、みんな生きてきた環境や価値観も違うから、そういうのも踏まえつつタバッキに新しい提案をもっとしていきたいですね。

<プロフィール>
森田研人、1985年生まれ、埼玉県所沢市出身、AB型。料理好きが高じて、大学卒業後に地元埼玉の中華料理店に料理人として就職。その後上京し、赤坂の四川料理店や広東料理店に勤務したのち2014年に株式会社タバッキに入社。「カンティーナ カーリカ・リ」、「リ・カーリカ」、「あつあつ リ・カーリカ」の料理人を経て、現在は「リ・カーリカ」の料理人ならびに成長プログラミング部部長として、人事や人材育成を担当。趣味はボルダリング。

企画/金沢大基(iD)文/田中亜衣(iD)写真/倉橋マキ