株式会社タバッキ / tabacchi

Tabacchi Journal

人と繋がるために必要なのは、ワインだった。齋藤美那の「わたしの7Stories」

① わたしのタバッキとの出会い

学生の頃から働くことが好きで、高校時代は薬局や大型電気店、大学時代はカフェなどでアルバイトをしていました。就職活動の時期になって初めて仕事について考えるようになり、昔からアルバイト代を全部使うほど好きだった洋服の仕事をしようと、ユナイテッドアローズに就職。内定者アルバイトを合わせ、店頭販売員を2年ほど経験しました。

アパレルの仕事は楽しかったのですが、その経験を通して私は洋服を売るということよりも、人と出会ったり話したりと人と関わることが好きなんだって気付きました。

それで自分のやりたいサービス業について考えたときに、思いついたのが飲食業だったんです。カウンターがあってお客さんと話せる雰囲気で、リストランテではなく居酒屋でもカフェでもない……と自分の理想に合ったイメージのお店を絞っていき、「カンティーナ カーリカ・リ」の募集に出会いました。代表の堤の「私たちは個性豊かでそれぞれ欠点もあります。でもそれを補い合うチームです」と書かれた文章を見て、その言葉に強く惹かれて2019年12月に応募しました。

面接ではフランクに話をしてくれる堤と聞き上手な藤田がいて、仕事のことだけでなく地元や家族構成の話までしましたね。その場で「いつから働けるの?」と聞かれ、1月何日から働けますと伝えると「じゃあ来月からよろしくね」と採用が決まって。驚きのあまり思わず「え?」と言ってしまいましたが(笑)、「よろしくお願いします!」と答えました。これが私の人生における飲食業、そしてタバッキの始まりです。

② わたしのタバッキでの役割

「カーリカ・リ」ではサービスマンであることのほかに、周りをサポートする役割を担っています。営業やそのための準備が円滑に回り、他のスタッフが動きやすいよう立ち回る……そういうことを考えながら動くことが好きですし、そうありたいなと思っています。自分がチームを引っ張らなくてはいけない場面もあるのですが、それがまだまだ苦手なところが私の課題です。

また、現在はワイン事業部にも所属しています。タバッキでサービスをメインに採用したのは、私が初めてだそうで。それなら当然ワインも知らなければいけない。何よりお客様に喜んでいただき人と繋がるという、自分がここでやりたいことをするためには、私にはワインが必要でした。「あつあつ リ・カーリカ」のシェフである松本が「今嗅いだワインを、過去に嗅いだことがある香りや知っている香りに例えるのがうまいね」と言ってくれるのですが、人より少しだけそこが得意かもしれません。ただこれまでワインを飲んでこなかったので、何も分からないところからのスタートでした。

最初は「リ・カーリカ」に配属されたのですが、なかなか馴染めなかったですね。満席で2回転しているのに、先輩たちは「今日は暇だよ〜」という感じで(笑)。一方自分は時間的にも体力的にも余裕がなく、勉強時間も取れず、泣いてばかりいました。お店を回せるように動きたいのに、上手に立ち振る舞えない自分が悔しかった。わからないことは逐一確認しなければいけないのに気にしいな性格もあって聞きたいことが聞けずに間違いや失敗もたくさんしました。
その後、「カーリカ・リ」に異動になってからはやりがいを持てるようになりました。「鼻がいい」と褒めてくれる「カーリカ・リ」前店長の石黒と、現店長の古屋の存在が大きいです。ふたりがいなかったら、今のようには働けていなかったと思います。

③ わたしのイチオシ

初めてきちんと想いを持って選んで、お客様にサーブしたワイン、「ポイエル・エ・サンドリ ソーヴィニヨン2017」です。

柑橘やトロピカルフルーツ、ハーブの香りがあり葡萄の蜜の部分の様な甘味とミネラルのバランスが素敵で、全体的にはクリーンな味わい!葡萄の真っ直ぐな旨味を感じられるなーといつも思っています。万能と言えばそれまでなのかもしれませんが、それこそ最強だと思います。

また、私は人が好きで、新しい出会いが好きな性格です! 人のことをよく見ているので、プレゼントやお店選びであまり外すこともないという自信があります(笑)。

④ わたしの仕事道具

「音」です。私は音楽が大好きで、音楽を聴く=仕事モードがONになります。アイドルソングもバンドもロックもヒップホップも、何でも聴きます。店内でかける曲は自分たちで選んでいて、営業中は日本語や韓国語の曲は流さないので、営業時間外はJ-POPやK-POPを流したいです(笑)。英詞が流れると営業だぞ、と気分が入れ替わります。

もうひとつが、店内の音です。キッチン内がガチャガチャして、お店が盛り上がった瞬間が大好きで。今4つも仕事持ってるよ、満席だよ〜とか言いながら、テンションが上がっています(笑)。スタッフ同士コミュニケーションを取りながら営業を回していくので、それがいいなと思います。あとは、「料理が出そうな音」で動いたりもします。キッチンの人が出来上がった料理を盛り付け終わってアルミのフライパンを流しに置いた音で、もうすぐ出るな、行かなくちゃ……!と。

⑤ わたしの好きなこと

“選ぶ”ということが好きですね。お客様に出すワインを選んでいるときはテンションが上がりますし、どのワインや料理にしようかとお客様と一緒に選ぶ時間も楽しいです。飲んでいただきたいワインを持っていくときもありますし、ある程度コーディネートもしますが、人と一緒に選ぶということ自体がすごく好きです。
プレゼントを選ぶのもやっぱり好きです。でもタバッキの人にはお菓子くらいしかまだあげたことがないので、今度機会を見て選びたいと思います……!(笑)

⑥ わたしのモットー

「痒い所に手が届く」です。学生の時から、そういう人になりたいと話してきました。まだまだではありますが、それでもタバッキに入った頃に比べ少しずつできるようになってきたかなと思います。今後はチームだけでなく、お客様や取引先の方といった、社外の方にとってもそういう存在になっていきたいです。

⑦ これからのわたし

自分と関わるすべての人に何かひとつでも新たな気付きや出会いをあげられたら嬉しいです。例えば、私がワインを紹介することで若い方にもワインを好きになってもらえたり。タバッキのお店によく来てくださるお客様は年上の方々が多いのですが、もっと自分と近い年齢や若い世代のお客様にも足を運んでもらいたいです。そしてイタリアンやナチュラルワインの価値を理解してもらえるよう、私がその間に立てればなと思っています。

<プロフィール>
齋藤美那、1994年生まれ、山形県東根市出身、O型。大学卒業後「ユナイテッドアローズ」に入社。約2年アパレル販売員として働く。その後飲食業への転身を決意し、2020年1月にタバッキへ入社。「リ・カーリカ」配属後、現在は「カンティーナ カーリカ・リ」に在籍し、サービスマンとして勤務。ワイン事業部にも所属し「カーリカ・リ」のワイン担当として日々成長中。

企画/金沢大基(iD)文/木口すず 写真/倉橋マキ